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有名キャッチコピー・テンプレートからわかる印象に残るコピーの特長

どうしてこのキャッチコピーはこれほど印象に残るのか。

なぜか印象に残るキャッチコピーって、誰しも1つはあるのではないでしょうか。

今回は有名キャッチコピーや、それを生み出すテンプレートを例に、印象に残るキャッチコピーの特長をみていきたいと思います。

2つのタイプのキャッチコピー


キャッチコピーは、大きく分けると2つのタイプに分けることができます。

1つは、イメージを定着させるイメージキャッチコピー。

もう1つは、行動を起こさせるセールスキャッチコピーです。

イメージキャッチコピーとセールスキャッチコピーの特長について、もう少し詳しく説明していきますね。

イメージを定着させるイメージキャッチコピーとは

まずは、イメージを定着させるイメージキャッチコピーについてです。

イメージキャッチコピーとは、企業やサービスのイメージを定着させることを目的として作られるコピーのことを言います。

イメージキャッチコピーの印象的に残る作品で有名なものだと、下記のようなものがあります。

  • カラダにピース・・・(カルピス)
  • ひとのときを、想う・・・(JT/日本たばこ産業株式会社)
  • やめられない、とまらない・・・(かっぱえびせん)

上の作品のように、リズミカルに言葉を並べたり、比喩表現を使いこなすことで、サービスや会社のイメージ・印象を作り上げます。

また、企業の商品やサービスのイメージ・印象を作り・有名にすることを目的としているので、読み手に必ずしも購入などの行動を求めているわけではありません。

では次に、行動をおこさせようとするセールスキャッチコピーについてみていきましょう。

行動を起こさせるセールスキャッチコピーとは

セールスキャッチコピーとは、言葉でターゲットの興味関心を惹き、読み手に行動を起こしてもらうことを目的として作られます。

商品を購入してもらうことや、メールアドレスを登録してもらうことなど、読み手が今スグ行動を起こしたくなるように言葉を考えます。

また、セールスキャッチコピーにはイメージキャッチコピーと違い、ある程度のテンプレートが存在します。

さっそくイメージキャッチコピーとセールスキャッチコピーの有名作品・テンプレートを参考に、印象に残るキャッチコピーの特長をみていきましょう。

印象に残る有名イメージキャッチコピーの特長3選


イメージキャッチコピーは「企業やサービスのイメージを読み手に定着させ、有名にさせること」でしたよね。

端的な言葉で、企業やサービスを表現するのはとても難しいことです。

特長をとらえやすくするためにも、ジャンルごとにわけて、有名イメージキャッチコピーをみていきたいと思います。

メロディーのついた有名イメージキャッチコピー

「あなたとコンビに」-ファミリーマート

気が付いたら口ずさんでいた、なんて経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。

印象的な短いメロディーは人の頭に残りやすいので、つい口ずさんでしまう特長があります。

そのため、キャッチコピーにメロディーを使用する企業は多いです。

ハッと気が付かせられる納得感のあるイメージキャッチコピー

「試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。」-ルミネ

人は、ハッとしたことや納得感を得たことなどを覚える習性・特長があります。

人の習性を利用し、「たしかに」「なるほど」と説得力のあるキャッチコピーは、お客様がサービスを利用する理由を与えることができます。

当たり前のことを、うまく言い回し工夫することで、印象に残るキャッチコピーが出来上がります。

簡単な英語で表すキャッチコピー

「Leading Innovation」-東芝

難しくない英語で、キャッチコピーを作る企業も多くあります。

英語は、かっこよさを求める読み手に印象を与える特長があります。

また、IT企業や自動車メーカーなど、読み手にクールな印象やサービスのイメージを持ってもらいたい会社にも好まれる傾向があります。

テンプレートからみえる、印象に残るセールスキャッチコピーの特長3選


セールスキャッチコピーは、読み手にに行動(購買、登録、クリック等)を起こしてもらうことを目的としていましたよね。

「言葉一つで読み手を行動させるなんて、とても難しそう」と感じる方も多いと思いますが、セールスキャッチコピーにはある程度のテンプレートが存在します。

有名キャッチコピーを考えたプロのコピーライターも、昔から安定的に反応がとれているテンプレートに沿ってキャッチコピーを考えていたりします。

効果

  • 「もう◯◯で悩まない」
  • 「「○○な悩みはありませんか?」
  • 「これを試したら、たった1週間で◯◯が出来るようになった!」

上記のようなフレーズを、一度は耳にしたことがある人は多いのではないでしょうか。

「このサービスや商品を購入したあとに、読み手はどうなるのか」を入れるだけで、売上に効果をもたらします。

「サービスを購入したあとの、プラスのイメージ」を明記することがとても重要で、上記フレーズはプラスのイメージを最大効果で表現するのにとても効果的な特長があります。

具体性

  • 「○千○○○人が使っています」
  • 「1週間で○,○%アップ!」

数値は人に、具体的なイメージを与えます。

「稼げる!」より「たった3週間で100万円稼げる」のほうが、具体的なイメージが膨らみますよね。

具体的なイメージが持てると、人は購入や入会などの行動を起こしやすくなる特長があります。

権威性(開発者、推薦者、資格、メディア)

  • 「あの女優○○も愛用!」
  • 「テレビ番組○○で絶賛された!」

本屋さんでもし「○○さんも大絶賛!」なんて有名な人の名前が書かれていると、そんなにいいのか?とつい手に取りたくなった経験はありませんか。

「大学教授が推奨」や「芥川賞獲得」なども、権威性に繋がる表現手法の1つです。

権威性のある言葉は、見た人に「ちゃんとしている商品なんだな」という、商品への信頼性・安心感、「最近話題なんだな」という好奇心を起こす特長があり、この特長が人の購買意欲に刺激を与えます。

まとめ


どうして有名キャッチコピーは印象に残るのか、理解していただけましたでしょうか。

イメージキャッチコピーの目的は「企業やサービスのイメージを定着し有名にさせること」

セールスキャッチコピーの目的は「今すぐ行動(購買など)させること」

目的を達成させるために、様々な特長やテンプレートを使いこなすことで、印象に残る有名キャッチコピーを生み出すことができます。