ホームページやECサイトを運営するにあたり、キラーコンテンツの概念は欠かせないものです。
このキラーコンテンツの重要なポイントを押さえることができれば、商品の売上アップや新規顧客の獲得が狙えるようになるでしょう。
本記事では、そんなキラーコンテンツの意味からコンテンツ事例、作る際のポイントについて詳しく解説していきます。
Webマーケティングにおけるキラーコンテンツとは?
Webマーケティングにおけるキラーコンテンツは、成果(=コンバージョン)に大きく貢献してくれるコンテンツを意味します。
もう少し具体的に言うと、商品の販売、顧客の獲得といった、サイトの目的を達成してくれるようなコンテンツを指します。
商品・サービス自身の魅力やサイトの完成度も大切ですが、成果までの導線をしっかり見据えたキラーコンテンツがなければ期待以上の成果は見込めません。
では、この成果に大きく貢献するコンテンツとは一体どのようなものなのか、例をもとに解説していきます。
キラーコンテンツとなる5つの代表例
キラーコンテンツを考える上では、どうすればユーザーが魅力的に感じるのか、成果に繋がりやすくなるのかをイメージすることが、とても重要です。
ここでは、数多くのホームページやECサイトで導入されているキラーコンテンツ例を5つ紹介していきます。
- 口コミ・レビュー
- アンケート結果
- ランキング表示
- 導入事例
- 専門家による評価
キラーコンテンツ例①:口コミ・レビュー
口コミ・レビューは、ランキングサイトなどと連動して活用されることが多く、参考にするユーザーはとても多いです。
実際に「口コミマーケティング」という言葉があるほど、口コミ・レビューはECサイトの購買率増加から飲食店の集客に至るまで、幅広く効果をもたらしてくれるでしょう。
キラーコンテンツ例②:競合の商品・サービスとの比較
競合の商品・サービスを分析して、自社の優位性を示すことができれば、立派なキラーコンテンツになり得ます。
特に優良な見込み客の場合、他社の商品・サービスも検討していることが多いので、「これにしよう」と最終決定に至る可能性がグンと上がるでしょう。
キラーコンテンツ例③:ランキング表示
扱っている商品やサービスが多いほど、ユーザーは判断する回数が増えてしまい「結局、どれにすればいいの?」とストレスになってしまいます。
そこでおすすめとなるのが、ランキング表です。
「こんなに人気があるんだから、多くの人に支持されている」と感じてもらうことができるので、購買ハードルが下がり、成果に繋がりやすいという傾向にあります。
ECサイトから実際の店舗やサービスに至るまで、幅広く活用されているので、必要に応じて取り入れてみましょう。
キラーコンテンツ例④:導入事例
商品・サービスの導入事例は、購入前のユーザーに効果的にメリットを感じてもらうことができます。
なぜなら、導入事例を見たユーザーは、「うちでもこんな成果が出されば、この問題を解消できそう」といったように自分事のように想像することができるからです。
幅広いユーザーの悩みにひっかかるように、様々な導入事例を用意しておくと、成果も上がりやすくなるでしょう。
キラーコンテンツ例⑤:専門家による監修
専門家による監修は、その商品やサービスの権威性を高める効果があり、ユーザーに信頼感や安心感をもってもらうことができます。
特に「お金」や「健康」など、人生に大きく関わるような商品・サービスを扱っている場合、専門家による監修は大きな効果を発揮します。
キラーコンテンツの押さえるべき3つのポイント
ここまで、代表的なキラーコンテンツ例をご紹介してきました。
それを踏まえて、キラーコンテンツを作る上で重要となるポイントを3つ解説していきます。
- 商品・サービスの強み、独自性を理解する
- ターゲット像を明確にする
- 全てをキラーコンテンツにしない
ポイント①:商品・サービスの強み、独自性を理解する
コンテンツを作り上げる前に、まずは自社の商品・サービスの強み、独自性を理解することから始めましょう。
どんなに良い商品やサービスを開発することができたとしても、競合と比較して強みや独自性を理解していないと、ユーザーに効果的なアプローチができません。
例えばApple社のiPodは、「ポケットに1,000曲のミュージックライブラリを」というUSP(=商品やサービスが持っている独自の強み)を掲げ、ポータブルミュージックプレイヤー市場を席巻しました。
このように、商品・サービスの強みや独自性を理解して、求めているユーザーへ適切に届けることが大切です。
コンテンツを作る前に、まずはこの基本的なポイントをしっかりと押さえましょう。
ポイント②:ターゲット像を明確にする
質の高いサイトを作成し、商品やサービスを作り出しても、そもそもターゲット像が明確でないと、売上最大化を図るキラーコンテンツを作ることもできません。
例えば、あなたが女性向け商品を販売するとして、10代向けと60代向けでは訴求の仕方やコンテンツ内容にも違いが生まれてくるはずです。
商品・サービスの強み、独自性を理解したうえで、ターゲット像を明確にすることでユーザーに響きやすいワンランク上のキラーコンテンツが作れるようになるのです。
ポイント③:全てをキラーコンテンツにしない
キラーコンテンツを作ろうとするあまり、似通ったコンテンツを量産してしまうと、ユーザーに飽きられてしまう可能性があります。
大切なのは、集客ページとキラーページの棲み分けです。
集客ページでユーザーを集めて、キラーページで成果に繋げる。
こうしてサイト内にコンテンツが増えていき、その過程で大きく成果に貢献してくれるようなコンテンツがキラーコンテンツになり得るのです。
全てのコンテンツをキラーコンテンツにしようとするのではなく、サイト全体のバランスを意識してコンテンツを作るようにしましょう。
まとめ
本記事では、キラーコンテンツの意味や事例、作る際のポイントについて解説してきました。
魅力的なキラーコンテンツを作ることができれば、大きく売上を伸ばしたり、集客に繋げることが可能になります。
ぜひこの記事を参考にして、ユーザーに響くキラーコンテンツ作りを目指してくださいね。