パーマリンクの設定は、質の高いサイトを構築するために必須の要素です。
Web担当者の方の中には、「どんなパーマリンクにすればいいんだ・・・」と悩まれる方もたくさんいるかと思います。
今回は、パーマリンクとは何なのかというところから、具体的な設定方法、注意点をご紹介します。
質の高いサイトを構築するためにも、正しい設定をマスターしましょう。
パーマリンクとは
パーマリンクとは、Webサイトのそれぞれのページに個別で割り振られるURLのうち、サイトURL以降の部分のことを指します。
パーマネントリンク（Permanent Link）の略称で、ページ毎の”固定されたリンク”という意味がありますね。
例えば、このページのパーマリンクは赤文字の部分になります。
「https://works-agency.co.jp/seo/permalink/」
そしてパーマリンクは、自身で自由に設定ができます。ここからは、質の高いサイトを構築するためのパーマリンク設定についてお伝えしていきますね。
SEOとの関係
パーマリンクの設定とSEOとの関係が気になるところですが、結論から言うとパーマリンクで検索順位に直接影響を与えることはありません。
しかし、パーマリンクが乱雑に設定されているよりも、狙いの用語で設定しているほうがページの内容がユーザーに伝わりますし、サイトに統一感がでて見栄えもよくなります。
Googleの公式回答でも、URLはシンプルで論理的かつ人間が理解できる構造にすることを推奨しております。
引用元: Search Console ヘルプ
パーマリンクを見てページ内容が把握できればユーザーにとっても、ありがたいですよね。これらのことからも、パーマリンクを正しく設定することは間接的なSEO対策になると言えます。
パーマリンクの正しい設定方法
パーマリンクを自分で設定しないと、自動的にアルファベットや数字を並べただけのパーマリンクが生成されます。先ほどもお伝えした通り、パーマリンクはできるだけシンプルで理解しやすいものが推奨されているので、任意のものを設定しましょう。ここからは、正しいパーマリンク設定について解説していきます。
まず前提として、パーマリンクは日本語を使用せず、アルファベットでの表記をおすすめします。その理由は、外部Webサイトによって日本語URLに対応しておらず、「404エラー」として扱われたり、URLが文字化けのような状態になることがあるからです。
そして、パーマリンクはそのページがWebサイト内でどのような位置になるかを考えて決定しましょう。そのためには、適切なカテゴリーが必要です。
例えば、WorksAgencyのサイトの場合、カテゴリーは「SEO対策（seo）」「広告（ad）」「業務効率化（efficiency）」に分けられていますので、まずは作成する記事がどこに所属するかを決定します。そのうえで、その記事がなにをテーマにしているかを簡潔に伝える単語を選定します。
この記事の場合、まずカテゴリーは「SEO対策（seo）」に所属することになりますね。記事の内容は「パーマリンクの概要や使い方について」なので、簡潔に伝える単語は「permalink」に決まります。このようにして「/seo/permalink/」というパーマリンクが完成します。
このように、カテゴリーと記事内容を掛け合わせることで、ユーザーにとって分かりやすいパーマリンクを設定できます。
パーマリンクの変更はNG
一度ページを公開した後に、パーマリンクを変更することはおすすめしません。パーマリンクを変更するということは、イコールURLも変更になるので、外部リンクをもらっていた場合、そのリンクからのアクセスが無効になりページへの流入源を失うことにつながります。
外部サイト運営者がURLの変更に気づいて、新たにリンクを張り直してくれればいいですが、そんなことを日々チェックしている人はほとんどいないので、一度失った外部リンクは戻ってこないと考えてよいでしょう。
外部リンク数はSEOにも直接影響しますので、ページ公開後にパーマリンクを変更することはやめましょう。
変更する場合は301リダイレクト
サイトの構成上、どうしても変更が必要になった場合は、”301リダイレクト”を必ず使用しましょう。
301リダイレクトとは、URLが変更された場合に用いられる転送処理をするシステムのことで、変更前のURLに訪れたユーザーを、変更後のURLに自動で転送してくれます。
これを設定しておくことで、流入源を失うこともありませんし、外部サイトからの被リンクも引き継げるので安心ですね。
まとめ
パーマリンクの設定は、その記事がサイト内でどのような立ち位置にあるかを考えることが重要です。
正しいパーマリンクを設定することはユーザビリティを高めることになり、間接的なSEO対策になることは間違いありませんので、最適なパーマリンク設定を心掛けましょう！