Webを担当する人なら、誰もが一度は聞いたことのある「SEM」というキーワード。
似たキーワードである「SEO」については広く認知されていますが、SEMに関して正確な意味合いを理解している人は少なく、SEOと混同してしまっている人もいます。
この記事では、SEMの基礎知識をSEOとの違いを交えながら初心者向けに解説します。
Webマーケティングを実施していく上で、最低限必要な知識なので、ぜひこの機会に習得してください!
SEMとは
SEMとは、「Search Engine Marketing(検索エンジンマーケティング)」の略称で、検索エンジン上で繰り広げられるマーケティング施策のことです。
検索エンジンを経由してWebサイトへの流入を増やすための施策や、流入後の回遊率を向上させる施策や、広告を利用して顕在層を囲い込む施策などなど、検索エンジンを利用するマーケティング全般を表します。
SEOはSEMの一部
よくSEOとSEMを混同させて認識している人がいますが、正確には「SEOはSEMの一部」と表現するのが適切です。
次のセクションで詳しく解説します。
SEMの構造
SEMは基本的に、以下の2つの要素で構成されています。
- SEO
- リスティング広告
下の画像を見てもらえばわかりますが、基本的に検索エンジンは「SEO」と「リスティング広告」で構成されます。
※「SEO やり方」と検索した場合
ですので、SEMは上記の2つを利用して展開されます。
それでは、SEOとリスティング広告についてそれぞれ解説していきます。
SEO
先ほども簡単に概要を述べましたが、SEOとは自社サイトや記事を検索エンジン上で上位表示させる施策のことです。
具体的なSEOの施策方法としては、コンテンツ(記事)の内容を充実させてユーザーが求める情報を分かりやすく記述する内部対策と、外部サイトから被リンクを受けたり紹介されたりする外部対策の2つが主流です。
SEOによって自社サイトが検索エンジンで上位表示されるようになれば、サイト流入数の増加が見込め、引いては顧客獲得のチャンスUPにつながります。
ただし、ここ数年でGoogleのサイト評価のアルゴリズムの精度が増しており、そう簡単に上位表示されるわけではないので、SEOの施策を開始してから効果が出始めるまで3ヶ月~半年くらいはかかることを理解しておきましょう。
リスティング広告
リスティング広告とは、検索エンジンを利用するユーザーの検索キーワードに連動して検索結果の上部に表示される広告ページのことです。
リスティング広告の出稿方法は課金型(入札方式)となっており、企業同士で広告枠をオークションします。
競合が多いようなビックキーワードだと、広告のCPC(クリック単価)は上がりますし、反対に競合が少ないスモールキーワードだと、CPCも下がります。
リスティング広告はSEOと違って、課金すれば検索エンジンの上位に表示されるので、自社の広告費と相談して施策を練りましょう。
SEOとリスティングのメリット・デメリットをまとめると、このようになります。
SEO | リスティング広告 | |
---|---|---|
メリット |
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デメリット |
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|
まとめ
いかがでしたか。
SEMの基礎知識を習得すると同時に、SEOとの違いも理解できたかと思います。
Web(検索エンジン)を活用して事業を拡大していくためにはSEMの知識が必ず必要なので、何度も復習して理解を深めましょう!