あなたは「広告の効果が悪く、お客さんを中々獲得できない」といった悩みを抱えてはいませんか?

実はその原因、広告の種類を変えるだけで、すぐに改善できるかもしれません。

現在、多数の広告がありますが、その中の一つであるジオターゲティング広告を使えば、多くの人々に自社の商品・サービスの認知を広げることができます。

ぜひ当記事を読んで、ジオターゲティング広告の特徴を把握し、集客力アップに役立ててくださいね。

ジオターゲティング広告とは

ジオターゲティング広告(Geo Targeting)とは、ターゲットの位置情報を把握して行うマーケティング手法のことです。

位置情報は、スマートフォンあるいはパソコンのGPS、Bluetooth、Wi-Fiからターゲット居場所を取得します。

さらにリアルタイムの情報以外にも、いつどこにいたか、過去の時間と場所の情報をを取得することができるので、ユーザーの行動パターンをもとに適切な広告を展開することができるというわけです。

もちろん、ユーザーが特定できる情報は取得できませんが、行動パターンがわかることで、効果的にターゲットに向けて広告を展開することができるようになります。

ジオターゲティング広告を展開する3つのメリット

では、ジオターゲティング広告を展開する具体的なメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。

それが以下の3つです。

  1. 潜在層を顕在化できる
  2. ピンポイントに広告配信ができる
  3. 地域の店舗集客に強い

メリット①:潜在層を顕在化できる

まず、潜在層についておさらいします。

潜在層とは、あなたの商品やサービスを知らず、商品が検討されていない段階の人々のことを言います。

そして、このジオターゲティング広告なら、潜在層をある程度視覚化できるというメリットがあるんです。

例えば、ターゲットが頻繁に映画館を訪れている事が分かった場合、その人は映画を見ることが趣味だとわかります。

このようにターゲットがいつどこにいるか把握して、習慣や趣味を推測できますし、ターゲット属性が分かれば、興味のある人に向けて商品のアプローチをすることができるわけです。

メリット②:ピンポイントに広告配信ができる

位置情報を用いてターゲットの興味関心を把握出来たら、顧客になりそうな見込みのあるターゲットに向けて広告を展開することができます。

例えば、毎週同じ時間にA地域にいるということが分かれば、ターゲットのルーティーンに合わせて広告を配信することができますね。

ジオターゲティング広告はうまく活用することで、他の広告媒体では実現できない精度で顧客にアプローチができます。

メリット③:地域の店舗集客に強い

ジオターゲティング広告は、特定地域で商品やサービスの認知を広めることで簡単に地域顧客の獲得ができます。

例えば、あなたが新しいパソコンの購入を検討中なら、休日など家電量販店にパソコンを見に行くと思います。

しかし、住んでいる地域から遠く離れた店舗へ行くのではなく、一番近くの家電量販店に行くのではないでしょうか。

そのため、地域のターゲットに店舗や扱うサービスを認知してもらえば、簡単に顧客獲得ができます。

ジオターゲティング広告の2つのデメリット

これまでジオターゲティング広告のメリットをご紹介してきましたが、知っておくべきデメリットもあるので、確認していきましょう。

  1. 配信設定を絞り込みすぎると広告が配信されない
  2. 申込みや購入を目的とした広告ではない

デメリット①:配信設定を絞り込みすぎると広告が配信されない

ジオターゲティング広告は、場所や時間、あるいは属性をあまり細かく指定してしまうと、少数にしか広告が配信されず、期待した効果を得られないことがあります。

効果を最大化させるには、ある程度ゆとりを持って広告を配信しなければ、狙っているターゲットには広告が届かないでしょう。

デメリット②:申込みや購入を目的とした広告ではない

ジオターゲティング広告の目的は商品、サービスの認知拡大になります。

潜在層を顕在化しても直接、申込みや商品購入に繋がらない点は注意してくださいね。

ジオターゲティング広告を使った3つの事例

では実際にジオターゲティングをどのようにして活用されているのか、事例を3つご紹介していきます。

事例①:新築分譲マンションの販売

新聞折込チラシや住宅情報誌を利用していたがあまり効果がありませんでした。

そこで、物件の最寄駅および沿線の賃貸住宅に住み、「世帯年収700万円以上かつお子様を持つ25~39歳」をターゲットにしDMを送付しました。

結果、資料請求・来場・購入などのレスポンス率が大幅に向上しました。

事例➁:スーパーマーケットのキャンペーン告知

あるキャンペーンの告知で動画広告を配信しました。

1都3県にある各店舗の商圏5Km内の買い物行動客のうち、スーパー・ドラッグストアのチラシの閲覧者をターゲットとして選出しました。

1都3県の25~49歳の女性ユーザー全員に配信した時と比べて、動画再生完了率は1.6倍、キャンペーンページへのCTRは1.9倍と高い反応が得られています。

事例③:スキー場の集客

モンタナ州にあるゲレンデにスキーの観光客を呼び寄せるために、ジオターゲティングを実践しました。

全国にあるスキーグッズ店、スキー場付近の空港、他州のスキーリゾートを訪れた人に、モンタナ州スキー場のモバイル広告を配信する、というものです。

その結果、モンタナ州を訪れる観光客数は1.7倍、収益は690万ドルも増加したそうです。

3つほど事例紹介をしましたが、すぐに活かせるアプローチ方法もあるので、ぜひ実践してみてくださいね。

まとめ:ジオターゲティング広告

いかがでしたでしょうか。

広告には色々な種類がありますが、共通して言えることは、どれだけユーザーを理解して、その動線に沿って、シナリオを設計できるかという基本的な考え方が大切になってきます。

今回のジオターゲティングの特徴を理解して、ユーザー特性を理解したアプローチをしてみてください。