みなさんはアンカーテキストを適切に使いこなせていますか?あなたのサイトから、できるだけユーザーの離脱を防ぐためにもアンカーテキストを最適化することは非常に重要です。
今回は、アンカーテキストの役割と最適化するためのコツを5分で紹介します。SEOにも関係するテキストなので、この記事を読んであなたのサイトに活かしてください!
アンカーテキストとは
アンカーテキストとは、他のページへのリンクに表示するテキストのことを言い、リンク先のページ内容を簡潔に伝える役割があります。
HTML上での表記は、aタグで囲まれた部分がアンカーテキストにあたります。
また、”href”にはリンク先のURLを記述します。このように表記することで、アンカーテキストをクリックすると”href”で指定したURLへジャンプさせることができます。
アンカーテキストでSEO対策
アンカーテキストを最適化することはSEO対策にもつながります。
サイトの回遊率が上がり、直帰率が下がる
内部リンク先のページ内容を訪れたユーザーに分かりやすく伝えることができれば、サイト全体の回遊率があがり、同時に直帰率を下げることができます。回遊率や直帰率はサイト評価においても重要な指標のひとつなので、アンカーテキストを最適化することはSEO対策になると言えるでしょう。
クローラーにリンク先の内容を正しく伝える
クローラーはリンク先のページがどのような内容なのか、ページ同士の関連性はあるのかをしっかりと見ています。aタグを介してサイト内を巡回するクローラーに適切なアンカーテキストを見せ、リンク先の内容を認識させることができればサイト評価が高まります。
アンカーテキストを最適化するためのコツ
ここからは、アンカーテキストを最適化するためのコツを解説していきます。
リンク先の内容が一目でわかるテキストにする
アンカーテキストを記述する際に、一番意識すべきことは「リンク先の内容を簡潔に伝える」ということです。テキストを読んだユーザーやクローラーが、リンク先の内容を具体的にイメージできるかどうかでクリック率は大きく変わります。
よく見かける「詳細はこちらから」「ここをクリック」のような具体性のないアンカーテキストは避けて、「ユーザーに響く文章を書くための方法はこちら」「pタグとbrタグの違いはこちらをご覧ください」のようなリンク先の内容が一目でわかるようなアンカーテキストを設定しましょう。
長文になりすぎないように注意する
リンク先の内容を具体的に伝えようとしすぎて、アンカーテキストが長文になってしまうと逆に内容が伝わりにくくなることがあります。
先ほどのテキストを例に出すと、
- 「ユーザーに響く文章を書くための方法はこちら」→「老若男女すべてのユーザーの心に響く圧倒的な文章を作成するための方法を具体的に解説しています」
- 「pタグとbrタグの違いはこちらをご覧ください」→「HTMLで頻繁に使われるpタグとbrタグがそれぞれどんな役割をもっているかと、使い分けの方法を知りたい方はコチラをご覧ください」
このように、長文になりすぎて情報量が多すぎるとユーザーがリンク先の内容を理解するのに時間がかかり、かえってストレスを与えることになります。読み始めて1秒でリンク先の内容がわかるようなアンカーテキストがベストです。
画像の場合、altタグを設定する
サイトのユーザビリティを高めるために、画像にリンクを設定することも多々あります。この時、altタグを必ず設定するようにしましょう。altタグとは、画像の内容をクローラーに伝えたり、画像の読み込みができなかったときに代わりにテキストとして表示させるタグのことです。
クローラーは、このaltタグから画像の内容を認識しています。画像に適したaltタグを設定することでリンク先の内容との関連性を正しく評価してくれるため、アンカーテキストと同じ役割を果たしてくれます。
altタグの記述例を紹介しておきます。
リンク先のページを確認する
自分のサイト内のリンクだけでなく、外部サイトに対してリンクを設定する際もリンク先のページの状態は必ずチェックしておきましょう。
リンク先のページが非公開になっていたり内容との関連性が低い場合、ユーザーの離脱につながりますしサイト評価も落ちてしまう危険性があります。
また、外部サイトに対してリンクを設定する際に、そのサイトの安全性を確認しましょう。スパムサイトにリンク設定してしまうと、自分のサイトがウイルスに感染したりサイトの評価を下げることにもつながるので、リンク先のサイトが安全かどうか一通り確認しておくといでしょう。
まとめ
アンカーテキストを最適化することで、ユーザーの回遊率やサイト評価を高めることにつながります。一目でリンク先の内容が伝わる簡潔なアンカーテキストを設定して、ご自身のサイトのユーザビリティを高めましょう!