突然ですが、あなたは「コンテンツSEO」という言葉をご存じでしょうか?
あなたがメディアの運営者、もしくはこれからメディアを運営していく立場であるならば、コンテンツSEOの理解は必須といえるでしょう。
コンテンツSEOについて理解し、適切に実践することができれば、わずか3か月でPV数を30万ほど伸ばしたりと、ビジネス面での恩恵もとても大きいのです。
そこで今回は、これからコンテンツSEOを始めていきたいと思っているあなたに向けて、詳しく解説していきます。
この記事を読めばコンテンツSEOについての理解が深まり、メディア運営に活用していただけるはずですよ。
コンテンツSEOとは?
コンテンツSEOとは、SEO(検索エンジン最適化)の一環であり、良質なコンテンツを継続して発信することでGoogleやYahoo!の検索ページで上位表示させ、自社サイトへの流入を増やす手法のことです。
インバウンドマーケティングの一種でもあり、コンテンツSEOの「コンテンツ」は一般的にブログ記事を指します。
インバウンドマーケティング(Inbound Marketing)とは、ブログやeBook、ホワイトペーパー、ニュースリリース、動画などのコンテンツをWebで公開し、検索エンジンの結果ページに上位表示されたりソーシャルメディア(SNS)で共有・拡散されるような取り組みをすることで、見込み顧客に見つけてもらい、自社やその商品・サービスに興味を持ってもらえるように仕掛けるマーケティング手法です。
つまりコンテンツSEOはブログ記事に特化した手法なので、サイト設計を行い、キーワードに沿った適切な記事を書く必要があるのです。
コンテンツSEO3つのメリット
他のマーケティング手法と比べると比較的参入ハードルの低いコンテンツSEOですが、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。
大きく分けると、下記の3つです。
- 低予算で集客効果が見込める
- あなただけの資産となる
- SNSとの相性がいい
それぞれ順番に、紹介していきます。
メリット①:低予算で集客効果が見込める
クリックされるだけで費用が発生したりするWeb広告と違い、Webコンテンツには必要最低限の費用しかかかりません。
あなたが良質なコンテンツを作り上げ、検索結果の上位に表示されれば、何十万人というユーザーがあなたのサイトを訪れることもあります。
これこそコンテンツSEO最大のメリットといっても過言ではなく、低予算で集客効果が見込めるので、非常に費用対効果が高いのです。
メリット②:あなただけの資産となる
あなたが育て上げたWebコンテンツは、資産のひとつとなり得ます。
例えば、Web広告などは掲載をストップしてしまえばそれで終わりですが、Webコンテンツの場合、検索結果に上位表示されてユーザーの目に留まるうちは、継続的に集客をし続けてくれます。
上位表示されたコンテンツは、権威性にもなりますし、なによりブランドの価値を高める効果もあるのです。
あなたが削除したり、Googleのアップデートで大きな影響を受けない限りは、あなたにとって大きな資産として長期間活躍してくれることでしょう。
メリット③:SNSとの相性がいい
サイト訪問者にとって役立つ良質なコンテンツは、SNSでも拡散されやすいです。
SNSの発展に伴い、情報をシェアする人がとても多くなりました。
その特性を利用すれば、GoogleやYahoo!の検索の流入だけではなく、SNS経由の流入を見込むことができますし、拡散される=価値の高いサイトとGoogleに認識されるので、サイトの評価も高まっていくでしょう。
コンテンツSEO3つのデメリット
ここまでで、コンテンツSEOを最適に行うことで得られるメリットは感じていただけたかと思います。
一見弱点がなさそうなコンテンツSEOですが、デメリットも存在しますので、一つずつ確認していきましょう。
- 成果が出るまで時間がかかる
- コンテンツを作り上げるのに労力がかかる
- 必ずしも成果が現れるとは限らない
デメリット①:成果が出るまで時間がかかる
すぐに表示されるWeb広告と異なり、Webコンテンツの場合は検索結果の上位に表示されたり、ユーザーに認知されるのにはどうしても時間がかかってしまいます。
今すぐに成果を出したいという気持ちも理解できますが、コツコツと良質なコンテンツを増やしていき、成果が出るまで諦めずに運営しましょう。
初期段階ではコンテンツ数も少ないですが、着実にコンテンツを増やしていき、成果を実感できるようになってくれば、モチベーションも上がり、運営することに楽しさを見出すことができるはずです。
デメリット②:コンテンツを作り上げるのに労力がかかる
検索結果の上位に表示されるような良質なコンテンツを作り上げるのには、労力がかかります。
コンテンツSEOは、記事の考案や執筆、他にもユーザーの理解やSEO、ライティングのスキルが必須となるので、どうしても手間や時間がかかるものです。
どこにでも書かれているようなオリジナリティのない記事は、ユーザーにとって目を引くものではありませんし、競合サイトを引用した内容に偏れば、コピーコンテンツとして認識されSEOでは逆効果となります。
このようにお伝えすると難しく感じてしまうかもしれませんが、キーワードを決めた後は「競合調査」をすると方向性を導きやすいです。
あなたが狙っているキーワードで実際に検索してみて、上位に表示される記事を自分の目で確かめて分析してみるのです。上位表示されている記事は、SEO施策はもとより文章構成なども参考になる部分は多くあります。
競合サイトで伝えている内容以上の濃い情報をあなたの文章で伝えていく、この点を意識してコンテンツを作ることで、価値の高い有益な記事になるはずです。
デメリット③:必ずしも成果が現れるとは限らない
頑張ってコンテンツを量産したとしても、必ずしも成果が現れるとは限りません。
なぜなら、Webコンテンツを運営しているのは、あなただけではないからです。
あなたと同じように、検索上位を狙って良質なコンテンツを作っているライバルはたくさんいます。
多くのライバルの中から抜きん出て検索上位に表示されるためにも、SEOの概念をしっかりと理解して、ユーザーファーストの良質なコンテンツを作っていきましょう。
コンテンツSEOを成功させる3のポイント
コンテンツSEOのメリットとデメリットそれぞれについて解説してきました。
ある程度コンテンツSEOの概念については理解できたかと思いますので、続いてはコンテンツSEOを成功させるポイントをお伝えします。
- サイトマップを活用する
- キーワード選定を行う
- 内部リンクを利用してSEOに強くする
それぞれ、詳しくお伝えしていきます。
①サイトマップを活用する
サイトマップとは、サイト全体のページ構成を地図のように一覧で記載しているページのことで、ユーザーや検索エンジンにサイト構成をわかりやすく伝える効果があります。
例えば「魚」というカテゴリがあるとします。「マグロ」や「鮭」などは魚カテゴリの下部に位置するように設計します。
こういった構成を可視化したものがサイトマップであり、ユーザーからしても分かりやすいサイトが出来上がります。
Webコンテンツが増えてきてごちゃごちゃにならないようにするためにも、サイトマップを作って可視化することは非常に重要です。
②キーワード選定を行う
どんなキーワードで記事を書くのか決めることは、Webコンテンツを作るうえで非常に大切なことです。
キーワード選定をしっかり行えば、読者がファンとして定着しやすいですし、Googleからの評価が上がるというメリットもあります。
例えば、ダイエットサプリのサイトであれば、「ダイエット やり方」や「ダイエット 辛い」など、関連性のあるキーワードでコンテンツを作成していくと軸がぶれることなく、ユーザーに伝えたいことを適切に伝えることができますね。
もしも上記のようなダイエットについて紹介しているサイトの中に、”オススメのカップラーメン10選”のような記事が混ざっていたら、ユーザーは「このサイトは一体なにを伝えたいんだろう?」と思い、あなたのサイトには二度と立ち寄らなくなるでしょう。
ターゲットユーザーを明確にして、関連性のあるキーワードで記事を増やしていくことが、コンテンツSEOにおける重要事項であるといえます。
③内部リンクを利用してSEOに強くする
サイトを運営するうえで、内部リンクの存在は避けて通れません。
内部リンクとは、サイト内のコンテンツをリンクで紐づけすることをいいます。
例えば「二の腕を細くする方法」という記事があるとします。その記事の中で、「脚も細くしたい方はこちら」といった風に、別の記事へのリンクを置いておきます。
これこそが内部リンクで、Googleからも評価されやすい傾向にあります。
なぜなら、内部リンクの最適化は、Googleから「この記事は重要性が高い」と判断されるだけでなく、関連性の高い記事を繋げることで、ユーザビリティの上でも優れていると認識されるためです。
検索結果の上位に表示させたいのであれば、内部リンクは必ず設定するようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
コンテンツSEOは簡単とは言えないかもしれませんが、コンテンツを充実させることで最低限の費用で集客を実現できるので、力を入れる価値は十分にあるといえるでしょう。
あなたが安定的な集客を目指すのであれば、ぜひコンテンツSEOを取り入れてみてくださいね。