午前中の業務が終わり、ランチを食べて、いざ午後の業務へ!
そんなタイミングを見計らったかのように襲ってくる眠気に悩まされ、「仕事に集中できない」なんてことありませんか?
今回は、そんな仕事中に襲ってくる眠気の正体と対処法を紹介します。
本記事を読めば、「急に眠くなって、仕事に集中できない」なんて事態を避けることができ、業務効率も格段に上がるはずです!
午後も効率的に仕事をこなし、同僚との差を広げていきましょう。
仕事中に眠くなる3つの理由
「同僚たちは何気ない顔で仕事しているのに、なんで自分だけ眠いんだろう…?」そんなことを考え、やるせない気持ちになったことはありませんか。
でも、大丈夫です。あなたのまわりにいる同僚たちも、あくびを必死にこらえて、同じように眠気と戦っています。
そんな眠気を乗り越えるために、まずは大きな原因となる3つの理由を知っておきましょう。
- 昼食で糖質を摂りすぎている
- 会議室など二酸化炭素濃度が濃い場所にいる
- そもそも生活リズムが崩れている
昼食で糖質を摂りすぎている
あなたが普段何気なく食べている昼食に原因があるかもしれません。
ランチに食べる定食やラーメン、パスタなどの糖類を多く含んだものを食べすぎると一気に血糖値が上昇しますが、体内ではインスリンというホルモンが大量に分泌され、急速に血糖値が下がります。
この低血糖の状態が、眠気を引き起こす原因なのです。
会議室など二酸化炭素が濃い場所にいる
眠気を引き起こす原因は、もしかしたらオフィス環境のせいかもしれませんよ。
人が多く密閉性のある空間は、眠気を引き起こす条件がそろってしまっているのです。
その主な原因といわれているのが、二酸化炭素です。
実際に、数多くの専門家が「二酸化炭素が上昇することで、脳に酸素が行き届かず、眠気や不安感をもたらす」と警鐘を鳴らしています。
換気が難しいオフィス、会議室は、二酸化炭素濃度が上昇しやすいので、眠くなりやすい空間といえるのです。
そもそも生活リズムが崩れている
テレビを見たり、スマホでSNSチェックをしたり、ついつい楽しくて夜遅くまで起きていたりしませんか。
ですが、そんな生活が習慣化すると次第に朝起きる時間にも影響が出てきて、慢性的な寝不足の状態で日々の業務をこなすことになりかねません。
「休みの日だけでいいのでは…?」という意見も聞こえてきそうですが、基本的には平日も休日も同じ時間に就寝・起床しないとその生活リズムは仕事のある平日まで引きずってしまうこともあるので、注意しましょう。
仕事中の眠気を覚ます4つの方法
ここまで、仕事中に眠くなる3つの理由について解説してきました。
この眠気をもたらす3つの原因をもとに、おすすめとなる眠気対策を4つ紹介していきます。
- 昼食のメニューを糖類少なめにする
- オフィスや会議室の空調を整える
- 睡眠の質を上げる
- パワーナップ(仮眠)を活用する
昼食のメニューを糖類少なめにする
先ほどお伝えしましたが、ご飯やパンに含まれる糖類を多く摂取すると、そのあとに強烈な眠気が襲ってきます。
つまり、ご飯を少なめにすることで、眠気をおさえることができるわけです。
「それだと午後にお腹がすくよ…」という人には、「素焼きナッツ」をおすすめします。
素焼きナッツは栄養素が豊富で、小腹を満たすのに最適な食べ物です。小分けされているタイプも多く販売されており、食べすぎる心配もありません。
普段からカロリーたっぷりのお菓子でお腹を満たしている人は、ぜひ試してみてください!
オフィスや会議室の二酸化炭素濃度を最適にする
室内の酸素が不足して二酸化炭素が増加すると、眠気の原因となります。
特に会議室などの狭い空間で、大勢の人間が集まるような環境では、換気が不十分となり眠くなってしまうのは当然なのです。
業務効率をよくするためにも、オフィスや会議室の換気は十分に行うようにしましょう。
睡眠の質を上げる
生活リズムを整えましょう!…言うのは簡単ですが、行動に起こすのは難しいですね。
そこで、誰でも実践できる効果的な方法を1つご紹介します。
それは、就寝一時間前からスマホを触らないことです。
夜にお風呂に入って、ご飯を食べて、いざ寝る前にスマホを操作している人も多いのではないでしょうか。
スマホやパソコンの画面から発せられる光には「メラトニン」という睡眠を誘うホルモンの分泌量を抑制してしまう悪影響があるんです。
つまり、寝つきが悪くなったり、質の高い睡眠が取ることが難しい状況を作り出してしまうわけです。
就寝1時間前には読書などで時間を過ごすことで、ぐっすり眠れて生活リズムも崩れにくくなりますので、ぜひ試してみてください!
パワーナップを活用する
パワーナップ(Power Nap=積極的仮眠)とは、15分から20分ほどの短い昼寝のことをいいます。
パワーナップとは、社会心理学者ジェームス・マース氏が提唱した昼間の短時間仮眠。要するに“昼寝”のことですが、仕事のパフォーマンス向上に直結する習慣として、Google、Apple、Microsoft、NIKEなどの世界的企業では、オフィスに仮眠スペースを設けたり、睡眠装置を置くなどして積極的に推奨しています。
特に、大企業では仮眠スペースを設けるなど、その効果は世界的に認められているのです。
「仮眠スペースがないよ」という人は、自分の席で目を閉じているだけでもOKです。(うとうとするだけでも十分効果はあります!)
昼寝は夜の睡眠の3倍の効果があるともいわれているので、一度パワーナップを体験すると午後の業務の効率の違いに驚くと思います。
また、豆知識として、仮眠をとる前にカフェインを摂取するのがおすすめです!
カフェインは眠気覚ましとして有名だと思いますが、実際に覚醒効果が現れるのは20分以上かかります。
例えば、ホットコーヒーを飲んで、仮眠をとり、20分後に起きる。
そうすると、驚くくらい覚醒していると思うので、午後のお仕事もバリバリこなせるはずです。
ひとつ注意点としては、仮眠は20分前後で起きるようにしてください。
30分以上寝てしまったりすると、逆効果となっていまします。
最近はリモートワークを推奨する企業も増えてきていますが、パワーナップで質のいい昼寝をして、午後の業務に備えてみてはいかがでしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は毎日のように襲ってくる「仕事中の眠気」の正体と対処法についてご紹介しました。
生活リズムを整え、お昼ごはんは食べすぎず、パワーナップを活用する。
そんな生活をルーティン化することができれば、午後に眠くなりすぎて集中できないなんてことはきっとなくなるはずです。
一度にすべては難しくても、無理のない範囲で自身の生活に取り入れてみてくださいね。