あなたはWebサイト運営に欠かせない、「外部リンク」をご存知ですか？
この外部リンクは、Webサイトの人気度を測る指標として、Googleが公式に取り入れている重要な要素の一つです。
つまり外部リンクを理解して適切な対策を行うことで、SEO評価が向上し、サイトの上位表示を狙うことも可能になります。
本記事では、外部リンクの基本から重要なポイント、対策方法まで解説していきます。
最後まで読めば、自身が運営するWebサイトの検索順位を大幅にアップさせることもできるはずですので、ぜひ参考にしてください。
外部リンクとは？
他のサイトから自身のサイトへ繋がるリンクのことを、外部リンクといいます。
外部リンクは「被リンク」や「バックリンク」とも呼ぶので、覚えておきましょう。
例えば、他のサイトで参考記事や参照元として、あなたのサイトや記事へのリンクが貼られていれば、そのリンクが外部リンクということになります。
外部リンクが増えてくると、流入経路が増えてアクセスアップになるだけでなく、SEO評価も向上するので一石二鳥ですよね。
GoogleやYahoo！の検索上位に表示されているサイトは、多くのユーザーが訪れる有益な記事を公開しているため、それだけ外部リンクをもらえる機会も格段に多くなり、どんどんサイトの評価は高まってくのです。
ちなみにサイト運営者向けに公開されているGoogleの「品質に関するガイドライン」でも、下記のようなことが書かれています。
「自分のサイトに他のサイトから高品質で関連性の高いリンクを作ってもらうには、インターネット コミュニティで自然に人気を得られるような、関連性の高い独自のコンテンツを作成するのが最も効果的な方法です。」
引用元：品質に関するガイドライン
つまり、外部リンクが多く集まるサイトを作りたいなら、高品質で独自性の高いコンテンツを作成することが大切です。
そうすれば自然と、検索順位はもちろんサイトの評価も上がってくるでしょう。
外部リンクは数より質が大切
「外部リンクの獲得さえできていれば、検索結果で上位表示することができる。」
以前、検索エンジンは単純に外部リンクの数をWebサイトの評価としていたので、外部リンクに特化した裏技のような手法（ブラックハットSEO）が横行しました。
そのため、外部リンクを有料で発行するビジネスも横行して、多くの企業やアフィリエイターたちが他サイトからの外部リンクをお金を支払ってまで獲得していたのです。
ただ、現在のSEOにおいて、このやり方は一切通用しません。
Googleは2014年から2016年にかけて、ペンギンアップデートと呼ばれるアルゴリズムのアップデートを行い、不正に検索順位を上昇させるブラックハットSEOを行っていたサイトを検索エンジンから軒並み排除していきました。
今、Googleが推奨するSEO対策は、ブラックハットSEOと対比に位置するホワイトハットSEOです。
ホワイトハットSEOはGoogleガイドラインに沿って行われる正しいSEOのことを指し、その中にも外部リンクの重要性について触れられています。
【最新】外部リンクの対策方法
ここまでの内容で、不正をして外部リンクを獲得できても、結局はGoogleにスパム認定されてしまい、マイナス評価を受けてしまうということは、ご理解いただけたかと思います。
そこで、ここではサイト評価に繋がる正しい外部リンクの獲得方法についてお伝えしようと思います。
- 良質なコンテンツを作る
- 悪質・低品質な外部リンクを管理する
この2つを徹底するだけで、自然と良質な外部リンクは集まってくるはずです。
対策方法①：良質なコンテンツを作る
一つ目の対策は、良質なコンテンツを作ることです。
良質なコンテンツを作ることができれば、他のサイト運営者は参考元としてリンクを置いてくれる可能性が高くなります。
ここでいう良質なコンテンツというのは、
- 独自性のあるコンテンツ
- 専門的なコンテンツ
- SEO対策がなされたコンテンツ
の、3つを指しています。
誰かのサイトを真似したりせず、深掘りして調べられた情報が掲載されているコンテンツこそ、独自性のある専門的なコンテンツです。
上位表示されているサイトの情報量は当然網羅しながら、＋αの独自性を出してみましょう。
SEO対策に関してはかなり領域が広いのですべてを網羅するのは不可能ですが、ユーザーファーストの考えをGoogleは重要視しています。
ユーザーにとって利便性が高く、為になるサイトを心がけることが、サイト評価向上への近道となるわけです。
対策方法②：悪質・低品質な外部リンクを把握する
悪質もしくは質の低いサイトからの外部リンクは、恩恵を受けるどころかマイナス評価に繋がってしまうため注意が必要です。
例えば、このようなサイトからの外部リンクは極力減らさなければなりません。
- コンテンツの内容が薄い
- コンテンツがほとんどない
- 広告が過剰に掲載されている
- セキュリティ証明書が切れている
- フィッシング詐欺サイト
これらはほんの一部ですが、Googleが定めたウェブマスター向けガイドラインで詳しい記載があります。
ちなみに外部リンクの確認方法は、Google Search Consoleで簡単に調べることができます。
画像のように左側のメニューから「リンク」をクリックすることで一覧が表示されます。
大切なサイトを守るために、質の低い外部リンクは否認ツールを用いて、自サイトへのリンクを否認することをおすすめします。
このように外部リンクを定期的に確認することが、サイト向上へは欠かせないということは、知っておいてくださいね。
まとめ
本記事では、外部リンクの基礎から対策方法まで解説してきました。
良質なコンテンツを作成することで良質な外部リンクを増やし、さらに低品質・悪質な外部リンクからWebサイトを守ることで、効果的にサイト評価を向上させることに繋がります。
手間はかかるかもしれませんが、ぜひ実践してみてくださいね。