現代では、不特定多数の人・企業と繋がることのできるSNS。ビジネスでもプラットフォームになりつつありますよね。しかし、大量の情報が流通している今、ユーザーが情報の取捨選択をしなければいけない時代です。
ビジネスとしてSNSを利用する際、情報発信をするだけでは効果は期待できません。
では、どのように戦略をたてていくのか。今回はSNSをビジネスで活用するための基礎知識をお伝えしていきますね。
SNSとは
皆さんもうご存知かもしれませんが、SNSとはソーシャルネットワーキングサービスであり、
不特定多数の人・企業と繋がり、情報を受け取るだけでなく発信することができるサービスです。
誰でも自由に繋がれることができ、個人間だけでなく企業と繋がることもできます。
代表的なSNSとしてFacebook、Twitter、LINE、Instagramがあげられます。
それぞれのSNSによって利用しているユーザーの年齢層やタイプが違うため、よく理解してから活用しましょう。
代表的なSNSの特徴
目的に合わせて各SNSの特徴を活かした戦略を立てていきましょう。
SNSのマナーを知ろう
SNSの「さしすせそ」をご存知でしょうか。
- さ:災害・差別
- し:思想・宗教
- す:スパム・スポーツ・スキャンダル
- せ:政治的発言・セクシャル
- そ:操作ミス(誤投稿)
この5つははいわゆる「炎上」がしやすい項目となっています。ユーザーに不快感を与えてしまえば企業としての信用度が薄れてしまいます。
SNSのマナー「さしすせそ」と内容を照らし合わせたうえで投稿しましょう。
SNSの目的
SNSの運用を始めるにあたり、
「他の企業もやっているからうちも始めよう!」
「今流行っているSNSをやってみよう!」
このように考えてはいませんか?
冒頭でもお伝えした通り、企業が情報をユーザーに届けることはとても難しくなっています。
そのため、SNSを運用する前に、まずはどのような効果を得たいのかという目的を明確にすることが大切です。
行動モデルから目的を考える
あくまでもこれは例として挙げていますので使用するSNSや企業の認知度をもとにあなたに合ったプロセスを考えてみてくださいね。
ペルソナを考える
次にユーザーのペルソナを考えます。ポイントとしては、「自社にとって最も重要で象徴的なお客様」を考えることです。
性別や年代だけでなく、
- どのような生活をしているのか
- 1日のスケジュール
- よく行く場所はどのようなところか
上記のように、細かく設定することでSNSの効果を最大限に発揮させることができます。
KPIを決める
まず、KPI(Key Performance Indicator)とは、目標を達成するうえで、プロセスの定量的な指標のことを指します。最終的に達成したい目的のうちKPIでは段階的な目標を設定してください。
例えば、最終的な目標が、Twitterで100人のCVを獲得することがKGIであれば、KPIは
- フォロワーを1000人獲得する
- いいね!を500以上獲得する
というような具体的な数字を考えていきます。
もし設定が難しいと感じたら、競合他社の数値を参考に設定していきましょう。
目的のステップ
1.ファンを集める
まずはSNSを見てくれるファン作りから始めます。この段階では企業が発信したい情報よりも、ユーザーがどのような情報を求めているのかということを意識した内容にしましょう。
既に自社を知っている顧客がいるのであればSNSを始めたというアプローチもしなければいけませんね。
新規のユーザーに対してはプレゼントキャンペーンなどのインセンティブを活用することも有効的な手段ですね。「フォロー」の動機作りを行い自社の存在を認識してもらうことができます。
しかし、インセンティブが誰にとっても欲しいものであると、懸賞目当てで参加する方もいるため注意が必要になります。応募期間が終了後も、利用ユーザーがチェックしてもらえる工夫をしましょう。
2.新規顧客への教育
SNSを利用しているユーザーは企業の情報をもらうことは当たり前と感じています。
もしあなたが一般的なユーザーだとして、企業情報や商品PRのみの投稿しかなければわざわざ確認したいとは思いませんよね?
アカウントの面白さを感じてもらうため、企画コンテンツやユーモアのある内容も必要です。フォロワーの満足度を上げるための施策について考えてくみましょう。
3.効果を測る
定期的に設定したKPI・KGIの効果を測り達成率をこまめに確認することでよりよい運用をすることができます。
もしKPIが達成されていない場合、最終的なゴールとなるKGIも達成はできません。ユーザーへのアプローチがうまくいっているのか効果測定を随時行い、目的達成に向けて改善を行いましょう。
まとめ
いかがでしたか?SNSは企業や商品をアピールするうえで有効な手段と言えます。ビジネスでSNSを活用するためにも目的を必ず設定し戦略的なマーケティングを実施しましょう。