Web担当者なら一度は耳にしたことがあるリファラーですが、みなさんはリファラーの意味や使い方を正しく理解できていますか?
今回は、リファラーの正しい意味と使い方を解説します。この記事は3分で読み終わりますので、ぜひこの機会に理解していただきたいと思います。
リファラーとは
リファラー(Referrer)とは、ユーザーがWebサイトに流入する際に利用したリンク元のページのことです。”リファラ”と呼ばれることもありますね。
例えば、いまあなたが閲覧しているこの記事を、Googleの検索結果から訪れた場合、Googleの検索結果がリファラーとなります。
また、この記事から
”Webマーケティングに対する世間の現状を、コンサルティング会社が徹底分析しました。”
に飛んだ場合、飛び先から見てリファラーはこの記事となります。
ノーリファラーとは
ノーリファラーとは、Googleアナリティクスの指標のひとつで、ページに流入した際に参照元がないことを意味しています。”ノー(No)”+”リファラー”で覚えると、理解しやすいかと思います。
ユーザーがページにたどり着く経路は検索エンジンやサイト内部リンク以外にもあるということです。一般的にノーリファラーになる場合、主に以下のような原因が考えられます。
- アドレスバーに直接サイトURLを入力した
- ページをブックマークに登録している
- メールマガジンからアクセスした
- QRコードを読み取ってアクセスした
その他にも、Googleアナリティクスがなんらかの理由でリファラーを解析できなかった場合、すべてノーリファラーとしてカウントされます。
リファラーの使い方
リファラーを分析することで、あなたのWebサイトを成長させる手助けになります。
先ほども説明しましたが、リファラーはどのような経路でサイトに流入したかを表しています。そのため、例えばサイトへのアクセスが急増したり激減した際に、リファラーを分析することで、その理由(原因)を突き止めることができます。
リファラーがSNSだった場合、あなたのサイトがSNS上で拡散されている可能性がありますし、リファラーが検索エンジンだった場合、特定のキーワードで上位表示されている可能性があると分析できますよね。
このように、リファラーをうまく使うことでサイト分析に役立てることができますし、それをもとにサイトの方向性や改善点などを洗い出すことができます。
リファラースパムに要注意
リファラースパムとは、リファラーを利用してスパムサイトへ故意的に誘導する迷惑行為のことです。Googleアナリティクスでリファラーを分析する際に、リンク元を確認すると思いますが、この確認行為によってスパムサイトにアクセスを促そうとしているわけです。
リファラースパムを放置しておくと、リファラー分析の際にスパムサイトへ飛んでしまう可能性だけでなく、正規ページからの流入を正しく把握できなくなってしまいますので、Googleアナリティクスの設定を調整し、すぐに対応することをおすすめします。
まとめ
今回、リファラーの意味と使い方を紹介しました。リファラーやノーリファラーを正しく使うことで、サイトの流入情報がわかり、そこからサイト改善につなげられることを理解いただけたかと思います。
今後、Googleアナリティクスを見る際はユーザー数やセッション数、直帰率だけでなく、リファラーもチェックすることをおすすめします。日々、分析を重ねて、より質の高いサイトを構築していきましょう!